息子よがんばれ〜その2〜2006年04月01日 00時24分29秒

息子よがんばれ、第二弾。

先日ユニバーサルスタジオジャパンに行ってきました。
ごまちとごま2と3人で。
(平日遊園地も遊び納めと思ってあわてて行ってきたのですが、結局この3人の組み合わせだとどの乗り物にも乗れず、ショーだけをながめてお菓子ばかり食べて帰ってきました。)

ウォーターワールドのショーをみたときのこと。
水色のベンチが水がかかりやすいとのことで、お母ちゃんは水色のベンチのすぐ後ろの茶色のベンチを選んで腰掛けました。
ごまちはお赤ちゃんの袖を必死でひっぱって、
「お母ちゃん、お母ちゃん、もっと後ろがいいよぉ〜」
「えっ!?」
予想外の息子の反応にびっくりです。子供ってどんなに寒くても濡れてもいいから前の方がいい、というものだと思っていました。私が子供だった頃なら両親にどんなにとめられても、自分だけでも最前列にいってびしょびしょにぬれていたと思います。
うちの息子は慎重派だから仕方ないと思いつつ、ちょっとがっかりして、
「茶色のシートはぬれないから大丈夫」
と説得して座らせました。
そうこうしているうちに、前説明のお兄ちゃんがでてきて、
「水色のシートははっきりいってぬれますよ!茶色のシートの人も大丈夫と思ってはいけません。水色のシートとそんなにかわらないですよ。」
と言われると、息子はがたがた震えながら、
「お母ちゃん、後ろに行こうよぉ」
と泣きそうな様子。
そうこうするうちにショーが開始され、それはそれは噂にたがわずすごい迫力。水しぶきは飛び散り、爆竹の音や炎の燃え盛る中を登場人物に扮する役者さんたちが走り回り、時には水に向かってダイブしたり、とにかくすごい迫力なのです。
隣のごまちがお母ちゃんの袖をつかみ、あまりの迫力に震えながらみているのをほほえましいと思っていたまではいいのです。
いよいよショーのクライマックス、アメリカ映画のお約束どおり主人公たちと悪役が最後に戦うシーンで、本当に、ものすごい迫力で炎があがりました。すると、感極まった息子はあまりのこわさに口もきけず隠れるように震え座っていたかと思うと、あろうことか前の席の人のイスの下に小さくなって隠れてしまったのです。
これにはお母ちゃんもびっくり。おいおい、きみは我が家の期待の男の子なのだよ。それなのに、か弱いお母ちゃんと妹を放り出して自分だけ隠れて助かろうとする君の態度にお母ちゃんはがっかりだよ。。。

思えば、ごまちがまだ2才で赤ちゃんの域を脱していなかったころ、始めてUSJに行ったときのこと。ジョーズのアトラクションに乗って、「こわいよー。こわいよー。早く帰ろうよー。いやだよー。」と泣き叫んだのを、「大丈夫だよ。お父ちゃんとお母ちゃんが一緒だから大丈夫だよ。」と必死でなだめ、その後のアトラクションはほとんどみれなかったことを思い出しました。
もうさすがに5歳だし、もっと一緒に楽しめるだろうと思っていました。
しかし、こわがりは大きくなっても同じでした。今後も大きくなっても一緒かもしれません。
息子は感受性が強いのだろう、とよいように考えるようにしよう。

それにしても、前説明の時に説明のお兄ちゃんの、「夢を園内の短冊に書いた人いますかー?」と問いに、「はい、はい、はーい!」と大声で手をあげ、何百人の人の前で、「夢はサッカー選手(になりたいです)」とはきはきと答えた時にはお母ちゃんはうれしかったよ。それなのに、その後のショーでは自分だけ隠れ、サッカー選手になりたいといってもサッカーはまだ始めてもいないし運動能力があるとも思えないけど、お母ちゃんは君の夢を応援するよ。。。