「ごめん、愛してる」2006年03月17日 03時31分51秒

韓国ドラマ「ごめん、愛してる」を観終わりました。
最後の方はうるうる泣いて泣いてほとんどかすんだ状態で観ました。
でもやっぱりラストシーンは納得できない!
(以下ネタばれありなので、まだ観ていない人は読まないでくださいね。)

どういうお話かというと、韓国の有名な女優に出生直後に捨てられオーストラリアで成長した息子(ムヒョク)が韓国にもどってきてお母さんを知り、愛情と復讐の間で葛藤し、最後には不治の病で死んでしまう話です。
すっごいベタな設定でしょ?
不治の病がまた理解不可能な病だし、時々鼻血を出して苦しむのだけど、「ウソ!そんな病気ありえないよ!」と思いながら観ているとなかなか感情移入できなくて困りました。ま、きっかけは事故(?)なので、正確には病ではないのですけど。

でもでも!!!
ムヒョクが静かに時には叫びながら着実に死にむかって準備していく姿は本当に泣けます。そして彼に一時のやすらぎを与えてくれた女性(ウンジュ)との恋にはきゅ〜んとなります。ウンジュって本当に彼を信じているのよね。彼がどんな女性と立ち去っても動じないのですもの。。。
(他の女性と立ち去り過ぎ。。。)
(それにしてもウンジュってくちびるがかわいい!最後の方はやつれてしまったけど、ユン君に片思いしていた時はかわいかった。ちょび髭やーさんムヒョクも意外に好き。)

子供ってあんなにお母さんを求めるものなのでしょうか。。。会ったこともない記憶もないお母さんにあんなに無条件な愛情を持つことができるのかしら。。。
と、思ってしまうのですけど、冒頭のプー太郎風のインタビューシーンが、きいてくるのですよねー。
韓国ドラマって、いつも思うのだけど、設定がベタでちょっと無理があることが多いけど、ドラマの盛り上げ方や音楽の挿入、芸術的な映像は秀逸ですよね。丁寧に描いている感じ。
(あと、私としては、日本のドラマでは「主人公はいつ仕事してるんだろう?」と思うことが多いのだけど、韓国ドラマではみんなちゃんと仕事していそうなところが好き。ムヒョクはプー太郎設定だったから仕方ないけど。)
雪の華が、いいところでものすごく効果的に歌詞も交えて流れるのです。もう、制作者の意図のとおり泣かされてしまいます。
彼が息子だと知らないお母さんが無神経な言葉を連発するたびに「なんだこいつ」と思うのですが、最後にはお母さんもいい人だとわかるし(単に無神経で天真爛漫なだけ)、悪者のようだったジャーナリストのおじちゃんも「それなりにいいとこあるじゃん」と思わせるシーンがあるし、最後にはなんとかまとまってよかったのですが。。。
(ウンジェのお父ちゃん、いつか罰をうけてね。雰囲気いい人そうなのだけど、あなたが一番悪者よ。)

やっぱりやっぱりラストシーンは解せません。ウンジェがムヒョクのお墓の横でジュリエットの心中のように自殺(?)するのですが。。。
だめだよ!ウンジェ!
ムヒョクは、生きたくて生きたくて、死ぬことが無念で無念で慟哭していたんだよ!
それなのに、生きたくて仕方のなかった人の横で自ら命を断つなんて、私には信じられない!(それにしても、なぜお墓がオーストラリアに?)
タイタニックのローズのようにしぶとく人生エンジョイしてこそ彼のためになるのではないかしら?
ユン君はまずいにしても、誰か他の人と恋して子孫残しなさい!

そういうわけでラストに不完全燃焼してしまい、テレビに向かって叫んでしまっていました。

でも、愛するだんなさまに、「私が死んだら誰か他の人としあわせになってね」とは言えないだろうなあ。。。「ぜえったいに、一生、私のことだけを偲んで生きて行ってね」と言い残しそう。。。

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